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▼工事を上手に進める秘訣

(10)いよいよ着工

・・・工事をスムーズに運ぶには

リフォーム店が決まり、契約書を交わして、いよいよ工事がはじまります。
新築工事でもそうですが、リフォーム工事で特に注意しなければならないのが近隣とのトラブルです。リフォーム店の多くは、工事が始まることを近所の家に知らせるために挨拶回りをしますが、店からの依頼がなくても、施主も同行するのが理想でしょう。マンションでは特に騒音の問題などトラブル要素が多いので、同じ階、上下層の住人に対しては、工事を行なう日と時間、おおまかな工事内容などを知らせておく必要があります。
近隣への配慮という意味では、工事業者の車の出入りと駐車場の確保、資材置き場の確保など注意しなければならない点は他にもあります。これらはリフォーム店と打ち合わせの上、施主も協力してトラブル防止に努めてください。
工事が実際に始まると、なんといっても大事になるのはリフォーム店とのコミュニケーションです。工事中にリフォーム店と良好な関係を築いておけば、万一工事後に問題が発生したとしても、事があまりこじれずに解決できるはずです。
そこで、ここではリフォーム店や施工者に好まれない客のタイプをいくつかあげておきます。つまり反面教師です。その反対を実行してもらえば、リフォーム店との関係がぎくしゃくすることはないでしょう。
(一)「オレは客だ」タイプ
基本的には「お客様は神様」ですが、あまり偉そうな態度ではよい関係は築けません。リフォーム店や施工者と協力して工事を完成させるという姿勢が必要でしょう。
(二)「知りすぎた客」タイプ
医者が最も苦手とする患者は「自分の病名を決めてしまう患者」だそうです。リフォーム工事でも、客が工事内容の知識を振りまくのは敬遠されます。実際に知っていて口を挟むならまだしも、知ったか振りは煙たがられます。
(三)「施工者いびり」タイプ
現場の施工者にいろいろと文句を言う客もうるさがられます。何か問題点が生じた場合は、現場監督や設計者など統括する立場にある人に相談を持ちかけるのがよいでしょう。
(四)「細かすぎる」タイプ
日本の住宅ユーザーは諸外国の人々に比べて、細かいことにこだわりすぎるといわれます。しかし、例えば「コンセントがやや曲がってとりつけられている」「幅木と壁の間にやや透き間がある」といったことが気になるのは、日本人なら誰でも同感できることです。これも、なんとかしてほしいと相談をもちかけるなら、施工者に直接ではなく、監督など管理者がよいでしょう。
(五)「関知せず」タイプ
うるさすぎる顧客と同様に、まったくコミュニケーションをとろうとしない客も問題です。特にリフォームの場合、現住宅で暮らしながら工事が進行するわけで、住人と施工者の交流がないというのは不自然です。施工者は、仕事にこまごまと口出しされるのは嫌がりますが、施主が現場に顔を出すのは気にしませんし、質問には喜んで答えてくれるでしょう。昔のようにお茶お菓子を出す必要はありませんが、当たり前のコミュニケーションが必要だということです。